※当記事はゼンレスゾーンゼロのストーリーを書いております。
完全ネタバレの記事となっておりますのでご理解の上お読みいただけると幸いです。
逃走とホロウへの落下 — 物語の幕開け
物語は「邪兎屋」のメンバーが、赤牙組に追われながらビル内を逃げ回るシーンから始まります。
ニコ可愛い
追われる理由は、赤牙組が研究所から盗み出した金庫を「奪い返す」依頼を受けたため。つまり、盗品を盗み返した。
状況は混沌としており、赤牙組だけでなく、治安局もその金庫を狙っていました。
三つ巴の争奪戦のさなか、上空から治安局のヘリがミサイルを発射。

その爆発によってビルが崩壊し、邪兎屋のメンバーはそのまま落下してしまいます。
落下した先は、異空間——「ホロウ」。
そこは、ヤヌス区に存在する「クリティホロウ」の内部でした。
ホロウ内での遭遇 — シルバーヘッドの変異
ホロウ内に落下したアンビーとビリーは、合流し、共にこのホロウからの脱出を試みます。
探索を進めるうち、二人は赤牙組の【シルバーヘッド】と遭遇。
その足元には、奪われた金庫が転がっていました。
しかし、シルバーヘッドの体は「エーテル」による侵食によって、異形の存在【エーテリアス】へと変異してしまいます。

強力なエーテリアスを前に、アンビーとビリーは戦いを断念。
一度撤退することを決断し、ホロウ内を逃走することとなります。
伝説のプロキシ【パエトーン】登場 — 主人公との合流
ホロウ内でビリーとアンビーが危機に陥っていたその頃。
爆発から逃れたニコは、ヤヌス区の六分街にあるビデオショップへと避難していました。
彼女が訪れたのは、「プロキシ」と呼ばれる主人公二人組。
業界でも存在が都市伝説とされる最上位クラスのプロキシ——【伝説のパエトーン】。

ニコは彼らに、ビリーとアンビーの救出、そして金庫の回収を依頼する。
兄弟が伝説のプロキシ【パエトーン】と呼ばれる理由は、
通常、空間が不安定なホロウの中と外界で通信等をすることは不可能とされているが、
「ポンプ」と、彼らの目に装着された知能水晶体とHDDによる複合技術により、
ホロウ外からホロウ内に通信を可能にし支援を送ることが可能とする技術を持っている為です。
多くの高度技術を持ちながら、なぜ裏社会で活動しているのか——
その理由は、兄弟自身が「やるべきことがある」、その目的のためにホロウのさらに深部へと潜ろうとしているからでした。
金庫の正体と通信妨害の影
アンビーとビリーは、パエトーン兄弟の支援を受けながらホロウ内の探索を続け、ついに脱出への道「時空の裂け目」を発見します。
ひとまずの安全を得たところで、兄弟は一旦ポンプの通信を切断。脱出後、ニコと再合流をするが依頼はまだ終わっていません。
肝心の金庫は、依然として危険なエーテリアスの手中にあり、回収できていない。
そんな中、ニコはビル爆発の混乱時に赤牙組のシルバーヘッドが落とした【ペンダント型USB】を拾っていました。
それが金庫を開く鍵になるかもしれないと直感し、調査協会のツテを使って金庫の位置を特定。
パエトーンはUSBの解析に取りかかり、一行は再びホロウへの再侵入を実行します。
しかしその矢先、予期せぬ事態が発生。
主人公が操作していたポンプが強制切断され、謎のハッカーによって通信が妨害されてしまうのです。
ハッカーの要求はただ一つ——「金庫の暗証番号を渡せ」。
それを拒んだことで、HDDシステムの一部が破壊され、ホロウ内のニコたちは孤立状態に。
しかも彼らは今まさに、エーテリアスに襲われていたのです。

反応のないパエトーンのポンプに違和感感じながらも応戦を余儀なくされているニコ達
しかしパエトーンの支援のない状態でホロウ内を進むことは難しく時間が過ぎていく
いくらエーテル適性の高い邪兎屋のメンバーでも長い時間ホロウ内に留まれば浸食が進んでしまうとのこと
その時ホロウ内にホロウ調査チームが現れる

ニコの選択
ホロウ内に現れた調査チーム
彼らは治安局に所属する公的な組織。
本来なら助けを求められる存在だが、ニコたちは非合法の組織「邪兎屋」
発見されれば、即座に逮捕されてしまいます。
唯一の脱出手段は、同じく非合法で活動している【伝説のパエトーン】の居場所を通報すること。
調査チームに彼らを差し出せば、自分たちは助かるかもしれない——そんな選択を迫られる状況に。
しかし、ニコは限られた時間の中で、パエトーンの「通信復旧を待つ」という道を選択。
その信頼は、やがて大きな流れを生むことになります。
ハッカーの正体と金庫の中身
ニコの信頼を受け、パエトーン兄弟は動き出します。
主人公はハッカーとの交渉に臨み、金庫の暗証番号を渡す代わりに、HDDシステムの操作権限の返還を要求。
しかし、ハッカーはそれを拒否し、「インターノットのアカウントを渡せ」と新たな条件を突きつけてきます。
やむを得ずアカウントを渡すと返答するパエトーン。
その直後、主人公はハッカーに問いかけます。
「金庫の中には一体、何がある?」
ハッカーは答えます——
「日々変化し続けるホロウ内の膨大なデータ、日々変化するためデータは有効性を失うが都市の統治者だけが持つ【ロゼッタデータ】があれば修正ができる。
そのロゼッタデータと言っても差し支えないものが入ってる、それがあればホロウを自由に出入りすることができるとのこと。」
その話を聞いた後、パエトーンはハッカーに対して【伝説のパエトーン】のアカウントを囮に治安局に通報したと伝える。
HDDシステムは無事奪還され、通信は復旧。
ニコたちとも再び接続が確立され、状況は大きく好転していきます。
金庫の回収、そして失われた出口
パエトーンの支援を受けたニコたちは、ついにホロウの深部で上級エーテリアスと対峙。
激しい戦いの末、彼らは金庫の回収に成功します。

しかし、安堵も束の間——
パエトーンから告げられたのは、「脱出はできない」という言葉。
「ハッカーの侵入により、用意していた脱出用のホロウデータを削除されてしまった。」

このままではホロウから出られない。
唯一の希望は、ハッカーが言っていた金庫の中にあるロゼッタデータ級の情報を活用し、脱出すること。

パエトーンは金庫を開錠し、内部のデータを読み取り始めます。

そしてその直後——
主人公は意識を失います。
謎のAIアシスタント【Fairy】と新たな契約と謎の組織
暗転した画面の中で、聞こえてくる兄弟の声。
「……目を覚ましてくれ」
その声に続いて、機械的な音声が割り込んでくる。
「移譲、またはその他の譲渡は規約により禁止されています。規約に同意しますか?」
主人公が「同意する」と答えると、その声は返す。
「これより、あなたさまのサポートを開始いたします。
共に、新エリー都を……」
その後、謎の組織?の謎めいた会話が交わされる。
「カギのうち1本が有効化されたようだ」
「どのカギ?Ghost?Jinni?Youkai?」
「そのどれでもない。Fairyさ」
「あらあら、それは……おもしろくなりそうね」
やがて、主人公はビデオ屋で目を覚まします。
兄弟によれば、金庫データを読み取った直後にポンプが暴走。
脱出は不可能と思われましたが、突然ポンプが再起動し、ニコたちを無事導き出したとのこと。
ただ、その過程で主人公は気絶し、同時にHDDシステムに異変が発生。
そこに現れたのが——Fairyでした。
Fairy曰く
「その時」が来るまで今後主人公をサポートする、「その時」というのは利用規約があり適切な時期、適切な場所でしか伝えることができないとのこと
パエトーンのアカウントを失った主人公たち。
しかし、新たに現れたFairyは、それを補って余りある能力を有しているみたい。
こうして物語は、次の幕へと歩みを進めていきます。
最後に
この章での重要なキーワードと謎は
- パエトーンの【やるべきこと】
- 金庫の中身【ロゼッタデータ】
- 「その時」「適切な時期、適切な場所」が来るまで主人公をサポートすると言う謎のAIアシスタント【Fairy】の存在
- 【Fairy】が起動したときに現れた謎の組織?
- 赤牙組に依頼を出したと思われる謎の組織?
以上が私は重要な謎だと思っています。
邪兎屋はゼンゼロの世界の中でも自分が一番好きな陣営なのでこのシーズン1の序章からとても好きな物語です。
次の記事では次の章も詳しく振り返りたいと思います。
長々とした記事になりますが、
読んでくださりありがとうございます。
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